去年気に入ったアイドル曲(中編-1)

去年気に入ったアイドル曲の保管庫です。




KOBerries♪ - 流星☆トランジスタ


作詞・作曲:よねざわやすゆき / 編曲:土井修
名前で分かるとおり神戸の地方アイドル。
ちょいアニソンっぽい気もしないでもないですが、メロディーはとてもいいと思います。
何よりアイドルらしくキラキラしているのが、素晴らしいんじゃないでしょうか。


さくら学院 - My Graduation Toss


作詞:Tommy heavenly6 / 作曲・編曲:Shunsaku Okuda
今はあまりロリコンじゃないので、さくら学院は好きだけど推すには至ってない状況です。
でもこの曲は好きですね。卒業ソングでしかもバンドをモチーフにしてますが、同系のAKB48の『GIVE ME FIVE!』よりしっくりくる部分ありますから。まああれはMVがクソ長過ぎて腹立てたってのもありますけど。
また三吉彩花松井愛莉みたいな、大人びた長身の子が入ってくれないかなあ。そうしたら推せるのに。


・さんみゅ〜 - そっと、ぎゅっと、もっと、ずっと


作詞:大内正徳 / 作曲:本田光史郎 / 編曲:木之下慶行
老舗サンミュージックが、松田聖子酒井法子の夢をもう一度とばかり、相澤会長の肝煎りでデビューさせたアイドルグループ。
いきなりデビューシングルが岡田有希子の『くちびるNetwork』のカバーで、また縁起でもないと当時思ったものですが、祟りでもあったのかセールスは伸び悩みメンバーも抜け会長も亡くなるなど、いろいろ大変みたいです。
でもこのオリジナル曲はいいと思いますよ。おっさんなら分かる古き良き80年代アイドルポップス。まあレトロな感じって言われれば否定できませんが。


・Juice=Juice - 私が言う前に抱きしめなきゃね


作詞・作曲:つんく / 編曲:平田祥一郎
全編に流れるサックスの力強さが印象的なダンスビートナンバー。
まだまだ幼い感じなのに(実際は大学生のメンバーもいますけど)、ちょっと小生意気に背伸びしちゃってる歌の世界は、初期のベリを思わせます。
正直「もうハロはいいかな」なんて思ったりもしてたんですが、まだまだ目が離せないなと思い直させてくれた一作です。


・Juice=Juice - ロマンスの途中


作詞・作曲:つんく / 編曲:鈴木俊介
この曲も良いですよ。カッコいいですし、つんくもまだまだ枯れてないなと思いました。
ちょっと前の東京女子流の路線と被るところがあって、そこが好きなのかもしれません。
あとJuice=Juiceは『初めてを経験中』も、かつてのタンポポの路線で良いと思います。今年のハロに関しては、間違いなく楽曲では一番良かったですね。
まあつんくはユニットをデビューさせると、最初の一年だけ良い曲を書くという傾向がある(℃-ute以降ずっとそう)ので、来年以降はパッとしなくなるかもしれませんけど、まあそれも運命。


私立恵比寿中学 - 手をつなごう


作詞:柳達基 / 作曲・編曲:宅見将典
ももクロの妹分グループ。メンバーのぁぃぁぃ(廣田あいか)は『タモリ倶楽部』の鉄道関連企画でお馴染みです。
スタダ系のアイドルって、楽曲がギミック先行と言うか、奇を衒うことをまず念頭に置いている感があるんですが、エビ中は割と分かりやすいほうなのかな。
この曲はポケモンのタイアップらしいのですが、そのせいかシンプルで力強いメッセージソングになっています。ストレートで暖かくて好きです。


私立恵比寿中学 - 誘惑したいや


作詞・作曲・編曲:田村歩美
エビ中氣志團万博2013での豪雨の中でのパフォーマンス映像が、背筋が震えるほどカッコよくて、そこからちょっとだけ贔屓してますのでもう1曲。
この曲はエビ中には珍しく大人っぽいテイストをちらりと漂わせていて、でもメロディにはフックがあって好きな曲ですね。
エビ中SSAでのコンサートも成功させて、来年はさらに飛躍するんだろうと思ったんですが、来年早々3人のメンバーが一気に卒業することが決まったのだとか。
その後どうなるか分かりませんけど、こちらは門外漢に近い立場なので、とりあえずこっそり見守ろうと思っています。


私立恵比寿中学 - 体操


作詞・作曲:細野晴臣 坂本龍一 高橋幸宏 / 編曲:三浦康嗣
アルバム『中人』に収録された曲で、もともとはイエロー・マジック・オーケストラのカバー(82年のアルバム『テクノデリック』からのシングルカット)です。
正直この曲をアイドルがカバーするというのは予想外だったので、初めて聴いた時(東京MXテレビエビ中の番組でBGMとして使われていた)はひっくり返った記憶がありますね。
原曲はミニマル・ミュージックの手法を使いつつも、ちゃんとポップ・ミュージックとして成立していた不思議な曲なんですけど、このバージョンはその特徴をちゃんと残していて好感が持てます。
さすがに原曲の変態的な香りはなくなってますけど、アイドルが変態的なのもどうかと思うので、それはそれでいいんじゃないでしょうか。


・SUPER☆GiRLS - 常夏ハイタッチ


作詞:BOUNCEBACK / 作曲:大西克巳 / 編曲:鈴木Daichi秀行
まあ曲はありがちな量産型アイドルポップスなんですが、MVは良いですよね、水着満載で。
単純に好きですよこういうの。だって男ですし。
スパガも人気的には頭打ちな印象を受けますが、新メンバーも入るそうですしこれからの展開に期待はしています。


田崎あさひ - Rolling Days


作詞:Mari-Joe / 作曲:安岡洋一郎 / 編曲:立山秋航
この人はアップフロントではあってもハロプロじゃないそうですが、なんかややこしくてよく分からん。
とりあえず声もピアノもパワフルで、曲も軽快な感じですごくいいんじゃないでしょうか。僕は好きですね。清涼感あり過ぎて逆に売れなさそうですけど。
ソロでピアノと言えば真野ちゃんですが、この子は実力的には真野ちゃんの上位互換って感じですね。まあ逆にルックスは真野ちゃんのほうが全然上なんですが。
来年はユニットを組まされるとかいう話を聞いたんで、今後どうなるのか楽しみなような怖いような。


・2& - ネガポジ monster


作詞・作曲:Daichi Hasegawa
東京の2人組。「ダブルアンド」と読むらしいです。
この曲は偶然知ったんですが、シンプルで力強いギターサウンドに載せて、揺れ動く青春の光と影を歌ったなかなかの良曲です。
残念ながら9月にメンバーの一人が抜けてしまい、今は一人で活動しているとか。ライブではももクロの『行くぜっ!怪盗少女』とレッチリの『By the Way』をカバーしてるらしく、その取り合わせの妙は惹かれますね。


・dancinthruthenights - マジ勉NOW! feat. 新井ひとみ(東京女子流)


作詞・作曲・編曲:dancinthruthenight
dancinthruthenights(メンバーのtofubeatsは最近よく名前を聞く)というユニットが、東京女子流新井ひとみを迎えてSoundCloudで公開した曲。
ポップなトラックに乗せて、勉強に追われる学生の悩みを歌ったディスコナンバーですが、ひーちゃんの声がいいんですよね。甘いけど鬱陶しさがなくて。
90年代前半っぽい音で、聴いていると癖になります。


・チームしゃちほこ - 愛の地球祭


作詞:宮下浩司 / 作曲・編曲:コモリタミノル
ももクロの妹分で、名古屋を拠点とするグループ。メンバーにスマイレージの2期オーデで落ちた子がいるのは有名ですが、その結果スタダに入れたとなると、人生ってなかなか味わい深いですね。
この曲はなんか変なんですけど、とにかく耳に残って離れません。そういう意味ではすごいです。中毒性が高いですよ。
このグループはとにかくぶっ飛んでてお薦めです。かなり癖が強いので、聴く人を選ぶとは思いますけど。


・チームしゃちほこ - 首都移転計画


作詞:Naoki Takada / 作曲:Naoki Takada Shintaro "Growth" Izutsu / 編曲:Shintaro "Growth" Izutsu
チームしゃちほこはこの曲もいいですね。
音自体はEDMっぽいんですが、「つけてみそみそ、かけてみそみそ、首都変えてみそ、首都移転計画」というドアホウなリフレインの持つ中毒性と、全体を覆うゆるさ、何気にキャッチーなメロディーのため、得体の知れない仕上がりになっています。
作詞作曲にSEAMONaoki Takada名義)が関わっているのは笑いどころでしょうか。


・つりビット - 真夏の天体観測


作詞:トベタ・バジュン / 作曲:すみだしんや / 編曲:前嶋康明
釣りに打ち込むことを誓った少女たちで構成されるアイドルユニットなんだそうで。
だからイロモノなんだろうなと思いつつ(てか普通そう思うでしょ)聴いてみたら、これがなかなかいいんですよね。
最初のほうはまあそこそこかなって感じだったんですけど、サビでこう来るかって。後で知ったんですが、プロデューサーはテクプリを手がけてた人なんですね。納得。
つりビットはメンバーのうち安藤咲桜ちゃんと聞間彩ちゃんは可愛いですし(あと3人は個人的にはアレですが)、ロリにはお薦めです。


・つりビット - バニラな空


作詞:トベタ・バジュン / 作曲:すみだしんや / 編曲:前嶋康明
つりビットはこの曲も良いです。こういう泡沫アイドルの子たちが連続して質の高いシングルを出しているんですから侮れません。
正直に言いますけど、ファンクラブ入りましたよ、ええマジで。まあさすがに無料コースですけど(5千円払う度胸はなかったので)、一度生で見たいという欲求が出てきましたので。さくちん可愛い。


でんぱ組.inc - でんでんぱっしょん


作詞:畑亜貴 / Rap Lyrics:もふくちゃん&YGQ / 作曲:玉屋2060% / 編曲:釣俊輔
でんぱ組.incは人生ドロップアウトしたメンヘラの女の子たちが、奇声あげながらはしゃいでるイメージがあって食わず嫌いしてましたが、聴いてみたら意外と好みでした。
特にこの曲は疾走感があって、でんぱ組の良さを120%引き出してるんじゃないかと。屈託ないハチャメチャ感が良いですね。
あとこれはポロさんから聞いたんですが、フェアリーズの子がでんぱ組好きだとか(乃木坂の川後Pもでんぱ組が好きらしい)。ボカロとか歌い手みたいな感じで捉えられてるんでしょうか。


東京女子流 - Partition Love


作詞・作曲:小出祐介 / 編曲:松井寛
東京女子流は今年不作みたいな物言いをよく聞きますが、そんな人に聴いてもらいたいのがこれ。
Base Ball Bear小出祐介が作詞作曲を担当し、おなじみ松井寛がアレンジしたこの曲は、一昔前っぽい切ないメロディーと危うい歌詞、そしてバキバキのアレンジが共存して、なかなかの出来になっています。
いまいち人気が伸びないのが不思議ですし気の毒なんですけど、負けずにしっかり楽曲制作に取り組む姿勢を継続してほしいです。


tofubeats - Don't Stop The Music feat.森高千里


作詞・作曲・編曲:tofubeats
森高千里を今さらアイドルというのはどうかと言われれば確かにその通り。僕も40代半ばの人妻をアイドルとは思ってません。
しかし他に出演しているのが、あのみにちあ☆ベアーズです。これでまったく文句なし(どこが)。
はいはい、ロリコンですよ。うっせーな。


・Dorothy Little Happy - ASIAN STONE


作詞:Mariko Nagai / 作曲・編曲:COZZi
そもそもこのグループの名前からして好きだったりするのですが。実はイオン与野店でインストアライブ観たこともありますし。
この曲は軽快でポップで、どこか悲し気ででも力強いメロディと、自分は決して強い存在ではないけど、でも勇気を持って未来へ進もうと心に誓う内容の歌詞のマッチングが素晴らしいと思います。
最近はメディア露出も増えてきましたし、ここ1、2年でかなり伸びるグループなんじゃないかという予感はしますね。


9nine - Evolution No.9


作詞・作曲:101 / 編曲:101 中村タイチ
ご存知川島海荷がいるアイドルグループ。人気女優ですが、アイドルをやらされてる感がほとんどしないのには感心してます。
この曲はタイトルだけ見るとビートルズの『Revolution 9』のオマージュなのかなと思ったんですが、聴いてみたら全然そうじゃありませんでした。
それどころかイエスの『Owner of a Lonely Heart』のイントロをまんまサンプリングしていたり、唐突に『歓喜の歌』がコラージュされていたりして、そういう意味では面白かったですね。
まあそういうことを全然知らなくても、普通にカッコいい曲だと思いますよ。K-POPっぽいような。


nanoCUNE - 嘘つきライアン


作詞・作曲・編曲:山下智輝
愛媛のアイドルで、ひめキュンフルーツ缶の派生グループ。
ひめキュンと同じくロック系サウンドですが、歌声は清涼感があってアイドルっぽいです。
MVはモノトーンでまとめられており、スタイリッシュな感じがしてなかなかカッコいいですな。


Negicco - 愛のタワー・オブ・ラブ


作詞・作曲・編曲:西寺郷太
Negiccoは何気に曲が良いので、割と注目しています。
この曲はちょっとペット・ショップ・ボーイズを思わせるようなエレポップで、個人的には大好物ですね。
ピチカート・ファイヴ小西康陽が手がけて話題になった『アイドルばかり聴かないで』も、メタっぽいところとか面白いんですが、狙い過ぎかなって思うところもありましたし、何より「だったらピチカート聴くわ」って思っちゃったので、こっちにしました。
しかしもともとはネギのPRキャンペーンのために1ヶ月だけの結成だったのに、それがもう10年選手なんですから、その点でも敬意を表したいと思っています。


Negicco - アイドルばかり聴かないで



作詞・作曲・編曲:小西康陽
などと書きつつ、記事分割を機にこれも入れちゃいました。
さすが小西氏だけあって曲は洒落てますし、身につまされるような歌詞も面白いと思います。自分はアイドル界隈ではまだまともなほうだと思ってるのですが、年齢を考えてみたら全然まともじゃないか。


Negicco - ときめきのヘッドライナー


作詞:ジェーン・スー / 作曲:西寺郷太 / 編曲:奥田健介 西寺郷太
これも良い曲だと思います。疾走感のあるアッパーなところが好きです。
それとアレンジがいいですね。特にドラムが生音なのは大きいです。あとベースもグイグイとくる感じですごくいいんですが、キリンジなどのサポートでで弾いている人と聞いて納得。