去年気に入ったアイドル曲(前編)

去年の暮れに3つに分けて書いたエントリのことなんですが、あまりに動画を詰め込みすぎたせいで重たくなってしまって、観るのに支障が出るんですよね。
というわけで動画部分を抜き出して、改めて4つに分けてみることにします。せっかく資料のためにまとめたのに、マシンに負担をかけ過ぎて途中で動画が止まっちゃうとか書いた意味がないですから。
去年の暮れとほぼ内容は一緒ですから(せっかくなので10曲足してますが)、全然読まないで構わないですよ。今から読まれるのなら、動作が多少軽い分こっちがいいでしょうけど。




とりあえずあいうえお順に紹介させて頂きます。


アイドリング!!! - さくらサンキュー


作詞・作曲:多田慎也 / 編曲:楊慶豪
個人的にアイドリング!!!はとりあえず相撲取ってればそれでいい、という感じなんですが、この曲は好きでしたね。
サビのちょっと儚い感じとかがしっかり桜ソングしていて、予想以上に正統派です。なかなか良いですよ。
それにしてもまいぷる遠藤舞)が辞めちゃうのが寂しいなあ。さすがに最近トウが立った感じはありましたけど、昔写真集買ったり握手会行ったりしたくらいには好きだったんで。


アイドリングNEO - mero mero


作詞・作曲:伊秩弘将 / 編曲:佐久間誠
アイドリングの5期生加入は、メンバー選出投票権つきでシングル買わせておいて、出来レースを疑わせる選出&投票結果を一切発表しないという、ハロプロ国民投票も裸足で逃げ出す暴挙をしでかしたため、なんかなあって思ってたんですけど、NEO期加入で個人的にはかなり盛り返した感がありますね。
そしてNEO期5人に先輩メンバーの伊藤祐奈後藤郁を加え、アイドリングNEOとしてデビュー、本体と同時にCDをリリースして、その売り上げを競うという面白い試みをしたのです。
まあこれは思ったほどの相乗効果をもたらさなかったのですが、佐藤麗奈ちゃんが可愛いので問題なし。あと古橋舞悠ちゃんも割と好き。
というわけで曲の感想が置いてきぼりになりましたが、結構良いと思いますよ。ちなみに作詞作曲はSPEEDで有名なあの伊秩弘将です。


アップアップガールズ(仮) - チョッパー☆チョッパー


作詞・作曲・編曲:PandaBoY
聴いていて非常に高まる高速アッパーチューン。
アプガは陰ながら応援してるんですが、さすがに最近はシングル乱発し過ぎで、印象が散漫になってきている気がします。
いろいろ戦略もあってのことなんでしょうけど、個人的にはもう少し一曲一曲を大事にしていってほしいな、と思います。


E-girls - ごめんなさいのKissing You


作詞:Yu Shimoji / 作曲・編曲:CLARABELL
E-girlsってアイドルなのかどうかよく分からないんですが、前にTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)にも出てましたし、番組もASAYANのフォーマットを踏襲しているところがあったので、まあいいかな。
この曲は(てかこの人たちの曲はみんなそうだけど)とにかく馴染みやすくキャッチー。あとテレビでも何回か観たけどとにかく華があります。
個人的にはあのDreamの4人が、芸能人フットサルに参加したり路上ライブしたり事務所をクビになったりと辛酸を舐めつつも、ここまで這い上がってきたことが感慨深いです。路上ライブの映像とか本当に悲惨で、とてもじゃないけど見てられなかったですからね。
この4人に関しては道重さゆみより芸歴長いですから、本当に苦労が報われてよかったなって感じです。E-girlsは選抜制なんですが、紅白の初出場者の会見で、Dreamの4人を揃えて出してあげたLDHは粋だなあ、と感心しました。


伊藤万理華 - まりっか'17(セブンのティーン)


これは乃木坂46の『君の名は希望』の映像特典として入っていた、伊藤万理華の個人PVの中で歌ってる曲ですね。
別に推しじゃないんですけど、妙に耳に残っちゃったんで、特別に入れました。つべの公式で公開されている個人PVの中では再生回数トップですから、僕と同じような人が多いんでしょうね。
ゆるくてへにゃっとした脱力感がいい感じですが、歌ってるところは何気に生歌一発撮りなのはたいしたものです。あと後半の白熊バージョンダンスは全部本人のアドリブだとか。


AKB48 - 恋するフォーチュンクッキー


作詞:秋元康 / 作曲:伊藤心太郎 / 編曲:武藤星児
AKB48のシングルのピークは2010年くらいまでだと思っていて、特に今年前半は方向性が迷走して駄曲が多かったんですが、この曲でその停滞ぶりを一気に吹き飛ばしましたね。
一聴して「スリー・ディグリーズみたいだな」と思ったら、近田春夫も同じこと書いてて、やっぱりおっさんには懐かしいんだなと、変に感心した記憶があります。
まああまりみんなが褒めるので、逆に怖くなって褒め辛かったというのはあるんですけどね。何しろアジカンやホルモンのメンバーとか宇川直宏とかまで褒めてるんですから、何かの陰謀かと思ってかえって身構えちゃいましたよ(笑)
誰にでも真似できるような簡単な振り付けにして(これに関してはパパイヤ鈴木の功績も大きい)、地方自治体とか会社とかいろんな人たちに踊ってもらい、それを動画にアップするという戦略も上手いなと感心しました。


AKB48 [てんとうむChu!] - 君だけにChu!Chu!Chu!


作詞:秋元康 / 作曲:今井ひろし / 編曲:野中“まさ”雄一
岡田奈々小嶋真子西野未姫AKB48)、北川綾巴SKE48)、渋谷凪咲NMB48)、田島芽瑠朝長美桜HKT48)という、各グループの若手ホープを集めたユニット。このメンバーとリリー・フランキーで『女子高警察』というミニドラマもやってます。
余談ですが『女子高警察』は僕のお邪魔させてもらっている界隈のそのまた一部で、局地的に大流行してます。先日の飲み会でも「生の中(ジョッキ)」「酎ハイ」という言葉が出るたびに「Chu? Chu? Chu!Chu!Chu!」ってやってましたから。
メンバーの中で気になってるのは凪咲ちゃんと未姫ちゃんですかね。幾人かのステマがすごいので(笑)
まあそれはそれとして、この曲はフレッシュな若さはじけるキュートなナンバーでお気に入りです。でも今くらいのキャリアの子じゃないと歌っても魅力が出ないくらい、歌う人を選ぶんじゃないかとも思います。


HKT48 - 初恋バタフライ


作詞:秋元康 / 作曲:杉山勝彦 / 編曲:生田真心
48グループにはありがちな曲と言ってしまえばそうなんですが、普通に良い曲だと思いますよ。
やっぱり平均年齢が低いせいか声が若い気がします。AKB系はあまり年齢が低いと人気が頭打ちになる傾向があるので、このへんは諸刃の剣になるかもしれませんけど、個人的には別に気にならないですね。守備範囲広いので。
これからは何らかの形でロリ以外の差別化を図ることが課題なんじゃないかな、と思いますけど、それは俺の考えることじゃないですし、冠番組は面白いのでまあいいかなと。


HKT48 - スキ!スキ!スキップ!


作詞:秋元康 / 作曲:小林祐二 / 編曲:武藤星児
HKT48のデビューシングル。これも単純に良い曲だと思います。
とりあえずMVなのに思いっきり変顔をしている指原はさすがだなと。他のメンバーの可愛らしさを引き立てているあたり、ちゃんと自分の役割を分かってるんだなと感心します。


SKE48 - チョコの奴隷


作詞:秋元康 / 作曲:重永亮介 / 編曲:武藤星児
クラシックなディスコ風味のバレンタインソング。
かつての『バンザイVenus』『オキドキ』あたりと比べるとこじんまりとした感が否めないのは事実ですが、これはこれで悪くないですよ。


NMB48 - 僕らのユリイカ


作詞:秋元康 / 作曲:高田暁 / 編曲:生田真心
非常に夏向けで爽やかな曲。万人受けしそうな耳当たりの良さが特徴でしょうか。
しかし何と言っても全編水着のMVが最高です。これでみるるんがフィーチャーされていたら、今年の大賞にしたかもしれん(笑)


NMB48 - カモネギックス


作詞:秋元康 / 作曲・編曲:井上ヨシマサ
最初は妙な曲と思ったんですけど、「カァモォがぁネェギィしょってぇウェルカムウェルカムウェルカム」というドアホウな歌詞のインパクトだけはすごくて、何度か聴いているうちに嵌りました。
EDMっぽいアレンジに、インチキ臭い和風な感じを混ぜてくるところが、独特の味を出しています。さすがに毎回こんなのじゃきついですけど、たまにはいいかなと思いますよ。


・Especia - ミッドナイトConfusion


作詞・作曲:SAWA / 編曲:Schtein & Longer
大阪の地方アイドル。「Especiaいいよ」って話はずっと聞いてたんで、最近になってようやく聴いてみたんですが、確かに良いですね。
80年代によくあった、ニューウェーブの洗礼を受けたポップスを想起させるアレンジは僕好みです。ところどころ全盛期のプリンスっぽいところもあって、好きだなあ。


・Mスリー - 夢見るダンシングドール


作詞・作曲・編曲:生田真心
フェアリーズの中学生メンバー、下村実生藤田みりあ林田真尋で結成されたユニットです。
僕は林田真尋が結構お気に入りなので、この曲も割と聞いてました。まあよくあるアイドル路線で、これをフェアリーズがやる意味が見えないって言っちゃえば確かにそうですが。
しかしこれで伊藤萌々香が入ってたら、完璧だったんですけどね。まあ中学生縛りなんで仕方ない。


大森靖子 - ミッドナイト清純異性交遊


作詞・作曲:大森靖子 / 編曲:直枝政広
ガチのハロヲタとして有名なシンガーソングライター。この人もアイドルという気はしないんですが、TIFにも出てましたし、アイドル大賞にもノミネートされていたのでまあいいか。
「ラララのピピピ」とか「一生道重」Tシャツとか橋本愛&蒼波純とか、ガジェット満載のMVがとにかく印象に残りますけど、曲も良いですよ。
ちなみにこの曲が入ったアルバム『絶対少女』は、プロデュースがカーネーション直枝政広、ゲストにソウル・フラワー・ユニオン奥野真哉レピッシュのtatsuらが参加していて、その名前を見ただけで買いたくなりました。


おはガールちゅ! ちゅ! ちゅ! - 夢ふうせん


作詞:MEG.ME フジノタカフミ 井上トモノリ / 作曲・編曲:TAKUYA
おはスタ限定のユニットのラストシングル。来年3月で最後になると思うと寂しいです。
おはガールちゅ! ちゅ! ちゅ!は『こいしょ!』を超える曲がなかなか出ないんですけど、この曲もなかなか好きですね。聴いてて元気が出ます。ちなみに作曲とサウンドプロデュースは、元JUDY AND MARYのTAKUYAですね。
メンバーはみんな可愛いですが、特に平祐奈ちゃん(平愛梨の妹)は抜群の素材だと思うので、来年以降の活躍にも期待しています。


柏木由紀 - 口移しのチョコレート


作詞:秋元康 / 作曲・編曲:Funta
これはAKBkのチームB公演で、柏木由紀多田愛佳平嶋夏海のユニットで歌っていた曲を、シングルのカップリングとして柏木一人でセルフカバーしたものですね。
2010年に劇場で生で観て、その歌詞のエロさと艶っぽさが気に入っていたんですよ。『アイドルの夜明け』公演では一番好きな曲だったかも。
三人で歌ってたのを一人で歌うわけですから、当然違和感もあるんですけど、やっぱり昔を思い出してしまうほうが大きいですね。懐古厨。


キャラメル☆リボン - スタートリボン


作詞:児玉雨子 / 作曲・編曲:SHiNTA
大阪の3人組アイドル。
曲もジャケットもド直球にアイドルしていて、逆に入り辛いところが無きにしも非ずですが、曲自体ははずれがありません。
「MV風ただの思い出ビデオ」と銘打たれたMVも、個人的には好きですね。いや、本当に単なる思い出ビデオなんですが。


きゃりーぱみゅぱみゅ - にんじゃりばんばん


作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ
前にも書きましたけど、きゃりーさん好きですよ。アイドルなのかどうかは知りませんけど。
この人の曲は妙に中毒性があって、すぐに口ずさめるようになっちゃうんですよね。そのへんは中田ヤスタカも狙ってるんですかね。
外国人が日本と言われて連想しそうな似非オリエンタルな曲調と、オクターブベースを駆使したサウンドも好きです。


℃-ute [矢島舞美] - 雨


作詞:森高千里 / 作曲:松浦誠二 / 編曲:板垣祐介
℃-uteは今年刺さる曲が全然なかったなあ、という印象。ベリキューは固定ファンを確保していてそいつらが何でも買ってくれるから、優先順位が低いのかと邪推してしまうくらい。
でも何も選ばないのも舞美ちゃんに申し訳ないので、これをチョイスしました。彼女に対する愛の表出ですね。
カバーとしては無難な出来としか言いようがないんですが、舞美ちゃんソロというだけでも個人的には千金の価値はあるので。MVも舞美ちゃんオンリーで最高です。顔面映してるだけですが。


クルミクロニクル - 輝け空色少女


名前を聞いた時にはアイドルグループだと思ってたんですが、実はソロでした。
ガールズエレクトロというのはPerfume以降たくさん出てきたんですが、ソロでそれやってる人はあんまりいないんじゃないかな。
上品過ぎて地味になっちゃうきらいはありますけど、いい曲だと思います。僕は好き。