昨年一年を振り返る

今さらですがあけましておめでとうございます。
例年なら年末か年頭に何かしら書いているんですが、今年は三が日全部出勤だったもので更新用のまとまった時間が取れなくて、今頃年始のご挨拶をしているという次第です。
相変わらず間が悪く、しかもそんなにやる気もないという困ったブログではありますが、今年も何回かは更新すると思いますので、どうかよろしくお願い致します。




とりあえず恒例ですので、昨年一年を振り返ってみましょうか。
昨年は自分にとってどんな年だったかと言いますと、一言「確実に進行する在宅化」でしょうか。
何しろ握手会6回(AKB3回、乃木坂3回)、ライブ3回(AKB2回、乃木坂1回)、イベント1回(Fairies)だけしか参戦してませんから、全部足しても両手で足りるくらいです。
2004年にこの道に入ってからというもの、毎年現場参戦回数は余裕で二桁を超えていたのですから、これは顕著な減少と言っていいでしょう。特に後半はほぼ完全在宅で、9月2日に乃木坂の握手会に行って以来、どこにも行ってませんし誘われても断ってましたから、これは重症です。
別にリア充になったわけでもないのに、何でこんなに減ったかというと、単純にお金がなかったからですね(苦笑)。
夏を過ぎた頃から体調を崩して一時期無職状態になったというのと、家の屋根の修理のために結構な額の貯金をはたかなくてはならなかった、という事情が重なってこんな体たらくとなってしまいました。
行きたいという気持ち自体は強かったものですから、これはかなり辛い現実でした。でも無銭現場でも交通費はかかるわけでして、大人しくしているしかなかったんですね。
幸い年末には無事に無職状態から脱出しましたので、今年の春過ぎくらいからは現場復帰したいと思っております。
あと家にいる時間が長かった分、CSやネット配信でやたらといろんなアイドルを楽しむようにはなりました。かつて鬱で休職したとき、家に引き篭もっていたためやたらとアニメに詳しくなった時期があったんですが、今回もそれに近い状態ですね。
基本的に地下気質には乏しいみたいで、マイナーへと進む傾向はあまりないんですが、それでもかなりのアイドルを広く浅く観たり聴いたりしていたので、年齢の割には結構詳しくなってしまいました。
これって別にいいことでもなんでもなくて、単に廃人化への第一歩を踏み出しただけのような気もするんですが、まあこれも人生ですからね。
何となく流されるがままに、糞DDとして生きていくのも悪くないかもしれないな、と最近思うようになってきています。とりあえず体調の良い時は毎日楽しいですし。


まあいい機会ですから、去年の個人的十大ニュース(アイドルに限る)も書いてみましょうか。


1. 前田敦子の卒業発表にちょうど居合わせ、周囲の周章狼狽と混乱ぶりを見てどん引きした。あれだけたくさんの人が一斉に発狂するとマジで怖い。
2. アイドルを辞める子があまりに多過ぎて困った。おまけに結構気になってた子が辞めて気落ちしているときに、「またたくさん取るんだから痛くも痒くもないですねー」みたいなリプを飛ばしてきたやつがいて、さすがにキレた。
3. THEポッシボー岡田ロビン翔子に、いきなり(まあ一応ポッシについてつぶやいてはいたけど)ツイッターで話しかけられてびびる。現場に行く約束もしたけど、今のところ行けてない。今年の課題。
4. スチームガールズというアイドル(アリス十番の後輩らしい)がテレビに出たときの感想をつぶやいたら、メンバー2人から御礼のリプが飛んできて驚く。何となく流れで現場に行く約束をしたが、これもやっぱり行けてない。てか安請け合いするなよ俺。
5. 生駒ちゃん(乃木坂46生駒里奈)に、髪型が寝癖みたいだと正直に言ったら、さすがに正直過ぎたのか半ギレされた。
6. みるるん(NMB48白間美瑠)に、来ていた服を褒められて年甲斐もなく喜ぶ。だってそんなの二十数年ぶりだったんだもん。
7. なーちゃん(乃木坂46西野七瀬)に、「(DDは)まあしょうがないけど、やっぱりあかんと思いますよ」とヲタとしての姿勢を全否定される。
8. いとこの娘がいつの間にかモノノフになっていたらしく、女性限定の武道館にも行ってたんだとか。血は争えない。
9. 職場の同僚で娘。ヲタの人に、「ズッキの握手券なら5枚くらいタダであげるから、握手会一緒に来ない?」と誘われた。さすがにズッキと5回も何を話していいのか分からないので断ったけど、今考えてみたら話の種に行ってみればよかったな、と後悔しきり。
10. 母親(70代)に紅白の感想を聞いたところ、いきなりきゃりーぱみゅぱみゅと宙返りした子(SKE48藤本美月)の話題を出されてちょっと焦った。親にはヲタバレしてないので。
11. 「可愛らしい彼女の水着姿や制服姿などを多数収録」という宣伝文句に釣られて舞美ちゃんのDVDを買ったら、期待していた水着シーンがまったくなくて激怒する。まあハロプロを信じるほうがバカなんだけど、あれは詐欺商法と言われても仕方ないレベル。
12. 熊井ちゃんがいつの間にか大学に入っていた。しかし未だに計算するとき「はじきの法則」を使っていたりして、大学全入時代について考えさせられることもしばしば。


十大ニュースなのに12ありますが、まあそこは気にしない方向でお願い致します。
しかし本当にどうでもいいニュースばっかりですな。2と11は精神的に不快になったのでどうでもよくはないのかもしれませんが、まあ生きてりゃこれくらいの事は付き物ですし。
今年はもう少し面白い、後でネタにできるような出来事があるといいのですが。そういうことに出会うためにもまずは外に出ないと。
とりあえず乃木坂46の次の次のシングルの握手会(いつの話だ)くらいで、現場復帰といきたいものですね。ちょうどそのくらいには2期生も決まってそうな気もしますし。
当然48グループの握手会も行くことになると思います。顔を覚えられてる子には、「しばらく外国に行くから来れないけど、来年の夏くらいまでには復活するから」とでたらめな大嘘を言ってごまかしてますから。
それとBerryz工房ですね。「乃木坂もいいけどたまにはベリに来て」的なことを言われてしまいましたし、それ以前に古巣が恋しくなったというのもあるので、今年中に一度は行ってみたいです。
あといつの間にかハロプロも個別握手をバリバリ導入しているじゃないですか。それも行ってみたいという気持ちはあります。
昔はツイッターで「AKBは握手を売っているけど、ハロプロは音楽という文化を育んでいる」とか嫌味ったらしく書かれたことを考えると、隔世の感があります。こっちは「どうせブーメランになるから黙ってりゃいいのに」と思ってましたけど、そしたら案の定こうなってますからね。よそを悪く言うもんじゃないってことですよ。
まあそれはとにかくとして、舞美ちゃんのがもし手に入るのなら、℃-uteの握手会にも行ってみたいです。もう3年くらい会ってませんから、一度間近で顔を見てみたくて。
自分はもともと8年前に、「CDを買えばBerryz工房と握手できるよ」って友人に釣られてヲタになった人(それじゃただのロリコンじゃねーか)なので、ライブより握手会のほうが抵抗ないんですよ。だから行きたいです。


恒例なんで個人的なアワードも書いときます。
自分が狭い見識の中で選んだものなので、説得力も何もないものなんですが、まあ個人的な傾向がこうだということで。


【ベスト楽曲】


・『おいでシャンプー』(乃木坂46


詳しい感想は前々回の更新で書いたので省略。



【ベストアルバム】


東京女子流『Limited addiction』


これも詳しい感想は前々回の更新で書いたので省略。
去年もこの部門は東京女子流を選んだわけで、本当に自分好みのサウンドなんだなと思います。


【ベストPV】


・HA!(NMB48


カップリングなのにVシネ並みに力が入っていて、スタッフが発狂したのかそれとも怪しい資金の洗浄にでも使われているのかと疑いたくなる一本。
龍が如く』ってゲームがあるじゃないですか。あれを女の子の主人公にして映像化したらこうなるかな、って感じでした。すごい本格派な内容。
まあ自分が基本的に賑やかなのが大好き、ってのもあるんですけどね。だから2年連続でお祭り系を選んでしまいました。



【ベストライブ】【ベストイベント】


該当なし。だってほとんど行ってませんし。


【ベスト写真集】


・『ハタチ』(矢島舞美


舞美ちゃんもすっかり大人の女だな」と嘆息する一冊。


矢島舞美 写真集 『 ハタチ 』

矢島舞美 写真集 『 ハタチ 』


【ベストDVD】


・げいにん! DVD-BOX(NMB48


NMB48 げいにん! DVD-BOX 初回限定豪華版

NMB48 げいにん! DVD-BOX 初回限定豪華版


理屈抜きで面白い内容。NMB48フットボールアワーの掛け合いはテンポが良く、近年稀に見る良アイドル番組でした。
メイキングや特典映像も非常に豪華で、満足できる内容です。


【ベストTV番組】


・『HaKaTa百貨店』(HKT48


『乃木坂ってどこ?』と迷ったんですが、単純に番組の面白さではこっちだと思うので。
番組の密度が非常に濃いですし、指原のMCもなかなか達者で、ほとんどが新人のようなHKTメンバーの個性を良く引き立ててます。
あとHKTの子たちは、トークで前に出る時と後ろに下がる時のタイミングの読み方がいいですね。あのへんは指原の薫陶なんでしょうか。


流行語大賞


・「ちゃぷちゃぷ」(渡辺美優紀


「釣り師」みるきーの必殺技。
もう釣りとかそういう次元を超えて、地引網かトロール漁船のような破壊力を存分に見せてくれました。


【MIP】


生田絵梨花乃木坂46


去年までこんな項目はなかったんですが、いくちゃんのために急遽でっち上げちゃいました。
実際は浮世離れした真面目なお嬢様(しかも美少女)なんですけど、信じ難いくらいド天然なところもあってそのギャップがたまらないですね。
優等生にありがちなプライドの高いところも感じられるんですが、根は素直でいい子であります。また握手会でお話したいです。


【MVP】


松村沙友理乃木坂46


もう何度握手会で「さゆりんごぱんち」を受けたことか(笑)
明るく穏やかな性格で、いつもニコニコしてますし、何だか見ていると本当に無駄な動きが多くて、そこが愛玩動物みたいで(実際は乃木坂の中では結構大柄ですが)癒されるんですよ。
どこまでキャラを作ってるのか読めないところもあるんですけど、不思議とあざとい感じはしなくて、それどころかもっと騙されていたいと思ってしまうのはその愛嬌ゆえなんでしょうか。


と今年もやっぱり偏ってしまいました。
まあアイドルヲタなんてもともと偏ってるもんだ、と開き直っちゃいますけどね。バランスなんか気にしてもしょうがないし。
しかし何だかんだ言っても48グループとハロプロがほとんどですから、自分の場合根は結構保守的なんでしょうね。尻自体はかなり軽いですけど。
来年は楽しくて可愛いアイドルがたくさん出てくれて、このアワードが多様化されるような状況を期待しています。


最後に前回、前々回の更新で書かなかった、去年のお気に入り曲10曲でも紹介して終わりにしましょうか。
別に必要ないと言っちゃえば確かにないんですが、次にいつ更新する気になるか分からないので、書く気があるうちにたくさん書いておこうかと思いまして。
まあ自分はアイドルソングにあまり深くこだわりを持たないタイプでして、楽曲派の人みたいなオシャレなセレクトはできませんしする気もないんですけどね。
自分の場合可愛い子がいなかったら、曲が多少良くても絶対推さないですから。そのへんすごく割り切ってます。アイドル性より音楽を優先するというのは、自分には考えられないことです。だったらアイドルじゃなくて他の音楽を聴きますし。
誤解されると困りますけど、可愛ければ曲が糞でもいいと言ってるわけじゃありませんよ。可愛いのは最低限の前提で、そこを踏まえたうえでしかも曲も良くないと自分は気に入りませんよ、ということですから。
とりあえず自分のセレクトは基本的にキャッチーではあるので、そういうのが好きな方は聴いてみて下さいな。


乃木坂46 - ぐるぐるカーテン


乃木坂46のデビュー曲。多分AKBっぽい曲になるんだろうと思って別に期待してなかったんですが、いい意味で裏切られました。
ふわっとしていて柔らかく清楚でガーリーな雰囲気は、グループアイドルの路線としては意外とありそうでなかったものだと思います。音楽のジャンルでいうとネオアコみたいな感じでしょうか。
変に刺激的な音を使ってない分、飽きずに聴けるというのもポイントが高いかもしれません。


乃木坂46 - ハウス!


おいでシャンプー』の通常盤のカップリング曲。
わかりやすいメロディーと秋元康お得意の歌詞とメンバーの清楚で透明感のある歌唱が、上手くマッチしています。


乃木坂46 - 偶然を言い訳にして


乃木坂46白石麻衣松村沙友理橋本奈々未高山一実のお姉さん組のユニット曲。
曲も良いですし、一発撮りを逆再生したPVも面白いですが、4人それぞれの歌唱の違いも楽しいです。高山は上手くて白石はまあまあ、松村はキャラどおりで橋本は棒、といった感じで(笑)


ももいろクローバーZ - 黒い週末


人間椅子の和嶋慎治をギターに迎え、思いっきりブラック・サバスしている一曲。イントロの咳からして、サバスの『Sweet Leaf』のオマージュですし。
まあ「お前ヘヴィメタル大好きだから、これ選んだんだろ」と言われたら、何も返す言葉はございません。まったくもってそのとおり。
あーでも基本的にももクロって面白いとは思ってますよ。サブカル相手にでかい釣り針垂らしてるところとか、逆にアイロニカルな視点が見える気がして興味深いですし。


さくら学院 - ベリシュビッッ


さくら学院三吉彩花がいた頃まで」というのが当時の自分の見解でした。そのくらい彼女は好きだったのですよ。背の高い美少女って自分の好みストライクですし。
この曲は三吉彩花在籍時のシングルで、『オクラホマミキサー』のフレーズを引用したいかにもアイドルらしいポップな曲です。
ちなみにさくら学院については、BABYMETALとかロヂカとかもあるんでまだ注目はしてるんですが、これと言って好きなメンバーはいない状態です。みんな可愛いとは思うんですけど、いかんせん若過ぎて(笑)


Fairies - Beat Generation


Fairiesは可愛くて好きです。特に林田真尋伊藤萌々香は、個人的にはすごく水準の高いアイドルだと思っております。
この曲はスピーディーで激しいステップが特徴のダンスチューンで、聴いてテンションが上がります。まあエイベックスぽいっちゃぽいですが。


きゃりーぱみゅぱみゅ - つけまつける


なんだかんだ言われますが、この曲はすごく良いと思いますよ。いつの間にかサビを覚えて口ずさんでましたし。
しかしきゃりーさんがまだ10代というのは、正直かなりの衝撃でしたけど。益若つばさあたりと同年代くらいかと思ってましたから。


おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ! - こいしょ!!!


おはガール近野成美井之上史織が個人的に至高なんですが、今のおはガールは全員可愛い、という点でこれまでの期を凌駕しています。今までは一人は微妙な子がいましたから(すみません)。
この曲は可愛くて盛り上がる正統派アイドルソングなので好きです。ちょいロックテイストなのは、元JUDY AND MARYのTAKUYAのプロデュースだからでしょうか。
あとこの映像でのサンタコスもいいですよね。コスプレマニアブロガー的にはたまらないものがあります。


Party Rockets - 初恋ロケット


あまり詳しくは知らない子たちなんですが、この曲はCSで観て気に入りました。
彼女たちの幼い外見と、ハードでキャッチーな楽曲のギャップが好きですね。あと何気に歌声が伸びやかなところもなかなかいいと思っています。


Dream5 - READY GO!!


もともとメインボーカルの重本ことりの可愛らしさ目当てで観るようになったんで、ついこの間まで男の子が一人混じっているのに気づかなかった(苦笑)
この曲はクールなサウンドとキャッチーなサビを持っていて、なかなかカッコいいサウンドに仕上がっております。実は一応CMタイアップもあったらしいんですが、自分は見ておりません。


Tomato n'Pine - ワナダンス!


トマパイは歌もダンスも文化祭レベルで、おまけにやる気があるのかないのかもよく分からない困ったユニットだったんですが、曲のレベルは高かったと思うんですよね。
ピチカート・ファイブを思わせるトラックがカッコいい、渋谷系サウンドの直系の子孫みたいな感じで、個人的には大好きでしたよ。アルバムも買いましたしね。YUIがもう少し性格的にアイドルに向いていれば、また違った形が見えてきた気もするんですけど。
ただこの曲が年末の第1回アイドル大賞2012で、楽曲部門で1位になったというのはちょっと違和感があります。
いや別に曲の出来にケチつけてるわけじゃなくて、そんなにいいと思った人がたくさんいるなら、もっとお金出してあげれば解散するような羽目にはならなかったんじゃないの、としょっぱい気分になるからなんですよね。
てかあの投票、今年は「こういうマイナーなの聴いてる俺ってカッコいい」的なヲタのアピールに使われちゃった気がして、なんかいろいろと残念だったです。


10曲紹介とか書いてたくせに、何故か11曲あるんですが、もう面倒くさくなってきたんで11曲でいいことにしますね。
ここ何年かはアイドル曲も多様化してきて、アンテナを張ってれば自然と好みの曲が耳に入ってくるので、いい状況になったなとは思います。
まあこれが単なるバブルで終わるのか、それとも音楽文化の一形態としてしっかり定着するのかは神のみぞ知るですが、そこはファンがどうにかできることでもないですし。
だからとりあえずは今を楽しんでいこうと思っております。年齢的体力的にどこまで続けられるか分からないですから、悔いだけは残さないようにしたいです。
それと一年間楽しませてくれたアイドルの皆さんへは、本当に感謝してもし足りないくらいですね。
今年もまたお世話になります。よろしくお願い致します。