第11回ハロプロ楽曲大賞2012

どうも、皆さんお元気でしょうか。
自分は当ブログの内容について、JASRACから警告が来たため慌てて文章を削除したりして、なかなかエキサイティングでした。
もちろん歌詞を聞き取って載せてしまったこちらに全面的に非があるんですが、3年くらい前に書いて当の本人ですら忘れていたことを、いきなり著作権の侵害として指摘されたのはさすがに驚きでしたね。よく探したなと思って。
はてな法務関連窓口」なんてところから連絡が来て、メールで処置についてやり取りするなんて経験はそうそうないんじゃないでしょうか。
認識が甘かったですね。こんなことが二度とないよう以後気をつけます。反省。


とどうでもいい前置きを書いてしまいましたが。
今回は『第11回ハロプロ楽曲大賞2012』に投票したので、備忘録的な感じでそれについて書いてみました。
自分はもうとっくの昔にハロヲタではなくなっていて、ハロとその周辺で起こる現象をウオッチしているだけの部外者なので、投票したりブログで書いたりしていいものなのかどうか迷ったんですよ。「投票するほどハロプロ好きなのか」って突っ込まれそうですし。
それでもアイドル全般が好きなので、一応ハロ曲もだいたい聴いています(買ってないけど)し、ベリキューメンがテレビに出るときは欠かさず観てはいますから、まったく資格がないわけではないだろうと思って考えてみました。
まあ他所からハロプロを見るとこういう風に見える場合もある、という例として、軽く読み流して頂けたら何よりです。




まずは楽曲部門から。


《楽曲部門》


1位:Buono!初恋サイダー

風が吹き抜けるような爽やかな曲調が気に入りました。
アコギのコード弾きを大胆に生かしてアクセントをつけつつも、全体的には硬質に仕上がっているサウンドも好きです。
昔まだハロヲタだった頃、Buono!ハロプロの新たな可能性を見て、すごく期待していました。実際『ロッタラ ロッタラ』までは毎回新曲が出るのが楽しみで仕方ありませんでしたし。
今は何となく続いているユニット、という感じになっちゃって本当に残念なんですが、それでも時々こういうのを出してきてくれるので侮れません。



2位:宮本佳林『カリーナノッテ[コピンク]』

ストレートなメロディ、上品なアレンジ、繊細で伸びのある自然な感じの歌声が良いですね。
歌い手は「ハロプロっぽい顔だな」って思うくらいでさほど興味ないんですが、これが自分好みの子だったら1位にしたかもしれません。



3位:なあ坊豆腐@那奈『マジカルリップKISS』

ちょっとサイバーな雰囲気のあるアップテンポのダンスナンバーで、割としょっちゅう聴いてます。
まあ「良い曲」なのかと問われると実は大変困るのですが、いい意味での単調さがあって、書き物をしている時などに流すのにちょうどいいんですよね。
なあ坊さんはスタイルもいいですし、肌も綺麗になって、デビューした頃よりはかなり可愛くなっていると思いますよ。とは言っても「デリヘルでこういう子が来たらラッキー」みたいな下世話な可愛さなんですが。



4位:Berryz工房Cha Cha SING

いかにも東南アジアっぽいメロディーの曲なんですけど、これがベリに結構はまっていて面白かったです。
キャッチーだし聴いていて元気が出ますね。一時期ベリはセクシー路線とかつんくが言ってて、それって大丈夫なのかよと心配していたんですが、路線変更してくれたみたいで良かったです。



5位:ベリキュー超HAPPY SONG (シングルVer.)』

同時再生すると新たな一曲になるというアイディアは、フレーミング・リップスの『Zaireeka』とかコーネリアスの『STAR FRUITS SURF RIDER』とか結構あるんですけど、それをアイドルポップスでやってしまう遊び心を買いました。
正直な話、トリックを明かしてからドヤ顔でシングル化しちゃったのは、いささかスマートさに欠けるなと思ったのですが、いろいろ事情があるんでしょうから仕方ないですね。



ハロの場合良い曲は確かに結構あるんですよね。独自のスタイルを持ってますし、興味深いアイディアも散見されますし、曲の構成など芸が細かいところもありますし、ファンが多いのも頷けます。
ただ長年同じ人が書いているせいか、さすがに駄曲や既視感のある曲もかなり多くなってきて、結果打率が低くなって損をしているところはあると思います。玉石混淆と呼ぶにふさわしい状態かもしれません。
やっぱり仕事のし過ぎなんでしょう。前にテレビで「年に100曲は書いてる」って自慢してましたけど、それで一定の質をキーブするのは難しいのではないでしょうか。多作で有名なプリンスだってそんなには書かないですし。
正直な話、複数作家体制で厳選した曲をリリースしたほうがずっといいと思うんですが、ハロ曲の作詞作曲はある意味つんく既得権益みたいなものですから、そうはならないんでしょうね。
そんな中でもベリのタイのポップスをカバーする路線というのは、今まで誰もやっていなかったことですし面白い試みなんじゃないでしょうか。


続いてはMV部門です。


《MV部門》

1位:Berryz工房Loving you Too much

シンプルでそっけないくらいの作りなんですけど、メンバーの素の表情が出ている感じがして気に入ってます。
ただみんなメイクが濃過ぎるな、って気はしますけど、まあそれはいつものことなので気にしたほうが負けなのかな、と思うようにしています。



2位:真野恵里菜Song for the DATE

ハロプロのMVとしては、珍しくストーリーやメッセージ性を重視しているように思えて、つい何度も観てしまいました。
この手の作家性を感じさせるMVというのは、ハロプロでは実に貴重なんじゃないでしょうか。



3位:℃-ute君は自転車 私は電車で帰宅

彼氏役の俳優が登場して愛理ちゃんと手をつないだりして、それを見た℃-uteヲタがあちこちで発狂しているのがすごく面白かったので。
まあそれは半分冗談ですが、ロケの部分は詩情があって良かったと思います。愛理ちゃん可愛いですし。ダンス部分はいつものハロプロのMVだな、以外に特に感想はないですけど。



ハロのMVはたまにいいものもあるんですけど、基本的に予算も時間もアイディアもない場合が多いですね。
結構な金をかけて渋谷にあんな効果不明の広告を出すくらいなら、MVや衣装にもう少しその分の予算を回してくれたほうがよっぽどいいんじゃないかと思ってしまいます。
それでも前に比べたら意欲だけは感じられるようになってきた気はしますけど、今のところそれが上手く形になっている例は、残念ながら少ないと言わざるを得ないですね。
他のアイドルはMVに結構力を入れているところが多いですし、この点に関しては後発に学ぶところも多いんじゃないでしょうか。


《推しメン部門》

矢島舞美℃-ute

キッズの頃にスポフェスで大活躍したくらいから好きなんですが、最近ますます大人っぽくなって、ハロヲタじゃなくなった今もこっそり追っています。
育ちが良いんだろうな、と感心するくらいおおらかな性格もいいですね。こういう女性が自分の理想です。癒されそうですし。
これで演技力がもう少し向上すれば、それともう少しアウェイでしゃべれるようになれば、売り込み方次第によっては結構な女優にもなれるような気もするんですけどね。贔屓目なんでしょうけどそのくらいのポテンシャルはあると思ってます。まあ演技力はとにかく、トークはかなり低いレベルだから難しそうだけど(苦笑)。
アイドルヲタをやめる前に、もう一度くらいは会っておきたいです。


個々については結構甘いことを書いてるのに、まとめは厳しい感じになってしまって(これでもかなり書き直したり削ったりしてるんですが)、もし気を悪くされた方がおられたら本当に申し訳ないです。
ただこういうことを言うのも変なんですが、自分にハロについて真面目に労力を費やす情熱がまだ残っている、という事実には驚きました。何だかんだ言いつつも、まだまだそれだけの魅力を感じてはいるんでしょう。
それと別にフォローするわけじゃないんですけど、傍から見ていると去年よりは状況は良くなっているとは思うんですよね。プロデューサーも前よりは外を意識するようになっているようですし。
来年はより良い作品を作って、ファンを喜ばせてあげてほしいです。
自分は娘。やスマにはほとんど興味ないですが、ベリキューのメンバーには愛着があるんで、彼女たちが在籍している間は陰ながら応援してあげたいなと思っています。まあ自分の年齢を考えると、先にこっちがリタイアしていそうですけどww