三谷幸喜オンステージ

せっかく海外に行ったのですから、とりあえず旅行記のようなものでも書いておこうかな、とか思っていたんですけど、結局はそれよりも録画してあった番組を観るほうが優先になっちゃっています。
ブンデスリーガを観に行った話とか、格差反対デモに遭遇した話とか、日本とドイツのお国柄の違いとか、ちょっと大人向けのエロい話とか、備忘録的に書きたいことは結構あるんですが、とにかく今はハードディスクが満杯になっちゃって、なんとか整理しないと収拾がつかない、というものもありますし、それと僕は写真を撮る習慣のない人(ここ20年、証明写真とアイドルとの2ショット撮影会以外で写真を撮ったことがないし、携帯のカメラ機能の使い方も知らなかった)なので、何一つ画像が残ってないというのも更新に二の足を踏んでいる理由です。画像がないと見てても面白くないでしょ。
でもこういう珍しい話を自分の記憶の中に仕舞い込んじゃうのもアレなんで、忘れないうちに簡単に何か書いておこうかな、とは思っているのですけど。もしご希望があれば、答えられる範囲でお答えします。




とりあえず今回はテレビ番組の話です。
ドイツでは普通の番組は言葉が分からないせいで意味不明だったため、サッカーやF1、卓球といったスポーツ番組ばかり見ていた(衛星放送で日本の『MUSIC JAPAN』なども視聴可能でしたが)のですが、さすがに後半は食傷気味だったので、帰ってきてからアイドル番組なんかを見ていると、本当はそれほどたいした内容でもないのでしょうけど、ものすごく面白く感じられます。
今のところ特に面白かったと言うか、凄まじくくだらなかったのがこれ。


三谷幸喜 - Beginner


これは破壊力抜群。
東海林太郎のように直立不動かつ真顔で歌っていたかと思うと、突然手をぐるぐる回し始めてジャンプし、「はいっ」とか妙な合いの手を入れた挙句に最後は歌唱を放棄して語りになってしまう三谷氏の怪演ぶりは、ものすごいインパクトを放っています。
踊っていて時々コーラスを入れるAKBのメンバーもKinki Kids高見沢俊彦槇原敬之西川貴教朝倉大介も、誰一人として笑ってないのがさらにシュールな面白さを醸し出す役割を果たしているように思えますね。
意地悪な見方をすれば、「おっさん映画の宣伝大変だな」とも言えなくもないんですが、ここは素直に三谷氏のパフォーマンスを楽しむのが大人の嗜みなんじゃないかと。
しかしこうやって聴いてみると、『Beginner』ってのはなかなかいい曲なのだな、と思ったりもして。


そう言えば三谷氏は、かつて同じ番組で『ロマンスの神様』も歌ってましたっけ。


三谷幸喜 - ロマンスの神様

D


会社の忘年会で、必ず一人はこんなふうに豪快に音を外すおっさんがいたなあ。
一生懸命歌っているのはわかるんですけど、この歌を歌うには歌唱力が足りなさ過ぎる(つーか根本的にキーが合ってない)ため凄まじくパンキッシュな出来になっていて、結果なかなかいい味を出しています。