馬場

ちょろっと狼を見ていたら、こんなスレを見つけました。


ジャイアント馬場ってほんとに強かったのか?あんなガリガリで動きのろくてさあ


ジャイアント馬場って本当に強かったのかって、そりゃ誰でも思う疑問ではあるでしょうね。
特に晩年の馬場しか知らない人だと、なおさらそう思うでしょう。腕も細かったですし体も鶏がらみたいでしたし、16文キックとか相手からあたりに来ているようにしか見えませんでしたし、おまけにそれも最晩年にはロープに寄りかかって放ってましたし。


ただ一応馬場の名誉のために言っておきますと、若い頃の彼はすごい体をしてましたよ。
腕もまあまあ筋肉ついてましたし胸板も厚かったですし、また足の太さなんかかなりのもので、ブルーザー・ブロディみたいな体格してましたから。特に米国修行中の映像に映っている体型はすごいです。
ムーブも後年のスローモーションみたいな動きとは全然違って、かなりスピードがありましたっけ。あの身長であれだけ動けるのはすごいと思いましたっけ。
シュートができるかとかそういうのはわかりませんが、とにかく強そうに見えたのは事実です。顔があれですから気迫とかそういう類のものはあまり感じませんでしたけどw



これは若き日の馬場が、アメリカで地獄の料理人ハンス・シュミットと戦ったときのビデオですね。
見ていただけるとわかりますが、動きも速いですし体格がとにかくいい。
この体型を長く維持できていれば、馬場に対する評価もだいぶ変わった気がしますが、実際は70年代前半頃には細くなっちゃってましたからね。
僕が持っている1970年のゴング誌では、読者のお便りの中に「馬場は鍛えてないし早く引退するべき」なんて書いてあるくらいですし、練習嫌いだったのかな。


ちなみに僕が日本人選手の中で一番高い身体能力をしてると思ったのは、ダントツでジャンボ鶴田です。
あの人のパワーと柔軟性、スタミナは桁が違っていたという印象ですね。惜しい人を亡くしました。