今日の一曲

まゆゆバースデーということで、最近まゆゆがお薦めのSound Horizon(以下サンホラ)を。
彼女はこのユニットが大のお気に入りで、忙しい合間を縫ってライブにも行ってます(そのときのブログの興奮ぶりはハンパじゃなかった)し、「頭の中の9割はサンホラ」発言もしています。
僕はそんなにこのユニットについて詳しくなくて、PVをいくつか観たことがあるだけなんですが、かなり独特で濃い音世界であることは間違いないとは思っています。
音楽性はドイツやイタリア、北欧なんかによくあるシンフォニックメタルとか、ロック・オペラとかに近いですね。とにかく大仰でケレン味たっぷりですが、反面重厚かつドラマチックで、はまる人はかなりはまるんじゃないかと。
楽曲は物語性が非常に高くファンタジー的な世界観を持っていて、またナレーションに大塚明夫若本規夫桑島法子田村ゆかりらの豪華声優陣が参加しているので、アニヲタがこれにはまるというのは確かにありそうな気がします。
語りが入っている曲が多いので、僕はちょっと苦手と感じるときもあるんですけど、まあそれはそれとして楽曲のレベルは高いと思いますね。


Sound Horizon - 冥王-Θανατος-


メタルやフュージョンプログレを取り込んだ劇的な曲展開から導かれる、サビでのキャッチーな歌メロが印象的な一曲。
アレンジのバランスの取り方って足したり引いたり色々あると思うんですが、この曲は全部「過剰」方向に向けることで均衡が成立してしまっている感じです。
PVはアングラ劇団みたいでちょっとアレですが。


Sound Horizon - 見えざる腕


この曲もメロディー重視で、かつドラマチックさは忘れないという、サンホラお得意の曲。
時に叙情的に、時に華麗に、時に張り詰めた緊張感を醸し出す歌メロ捌きはなかなかのものです。
でも冷静に聴くとすっごくくさい(特に語り)ですけどww


Sound Horizon - 石畳の緋き悪魔


ちなみに「悪魔」の部分は「シャイターン」と読みます。
語りが入ってないので、個人的にはかなり聴きやすい曲。
劇的な展開を見せる疾走チューンで、メロディも非常に良いので、初心者向きかもしれません。
歌詞はイベリア半島でのレコンキスタを題材としていて、歴史好きの僕としては興味深い曲ではあります。


しかしミッシェル・ガン・エレファントといいサンホラといい、まゆゆは一筋縄ではいかない子だなと思います。
まあそういうところが面白くて、ファンをやっているんですけど。