今日の一曲

ここ二、三日は肉体的・精神的な疲れもあるのか、バラード系の曲を多く聴くようになっています。
これは古い曲なんで、久しぶりに聴きました。


The Rolling Stones - Angie


ローリング・ストーンズの73年の大ヒット曲(ビルボードで1位)『悲しみのアンジー』です。
ストーンズの曲の中でも最も切ないバラードですね。ニッキー・ホプキンス*1の弾くピアノが特に良いです。
あとPVを観ると、ギターが現在のキース・リチャーズ&ロン・ウッドではなく、キースとミック・テイラーというのがすごく懐かしいです。ミックは今何してるんだろ。
この曲は日本でも90年代後半にドラマの主題歌に使われてリバイバル・ヒットする(オリコンで60位くらいになったはず)など、馴染みの深い曲であります。
ちなみに「アンジー(アンジェラの愛称)」が誰を指すかについては、当時からデヴィッド・ボウイの妻アンジェラ、運動家/学者のアンジェラ・デイヴィス、キースの恋人アニタ・パレンバーグなど、様々な憶測が流れていました。
しかし後年のキースの言によると、自分の娘の名前もアンジェラであることと、「アンジー」という言葉の響きが良かったことからタイトルを決めたということだそうです。
ただキースの娘アンジェラ(72年生)は最初ダンデライオンという名前だったはず(その名前を嫌がってアンジェラに改名したらしい)なので、後付でごまかしている気配満々なんですが、真実は不明です。

*1:キーボード・プレイヤー。ロック史上における重要なセッション・ミュージシャンの一人。クローン病を患っていてツアーへの参加が困難だったため、主にセッション・ミュージシャンとしてローリング・ストーンズキンクスザ・フージェフ・ベックなどの作品に参加し、見事な演奏を聞かせてくれる。特にストーンズとの縁は深く、体調が良好なときにはツアー・メンバーとして参加していた。94年に50歳の若さで死去。