今日の音楽

気分転換にちょっと書いてみます。


深夜にテレビをつけていたら、『幸せの始まりは』という映画のCMを何回か見ました。
映画自体は僕がまず見ないようなラブコメディーっぽいのですが、CMに使われている曲は僕的には懐かしいものでした。


Pete Townshend - Let My Love Open The Door


ピート・タウンゼントのソロ曲です。当時の邦題は確か『ハートの扉』だった気が。
ピートは英国四大バンド(あとの3つはビートルズローリング・ストーンズキンクス)のひとつであるザ・フーのギタリストです。
ザ・フーといえばモッズ・カルチャーを代表するバンドであり、ステージでギターやドラムセットを豪快に破壊するパフォーマンスが有名ですし、また彼自身も大きな音を出し過ぎて重度の難聴になったというエピソードや、右腕を風車のように回転させる(たまにネックに腕をぶつけるのはご愛嬌)ウインドミル奏法が主なイメージなのですが、ピートのソロであるこの曲は若干趣が違います。
まずポップ。そして彼自身がとにかく新しいものが大好きということもあって、当時流行っていたテクノポップみたいな音作りになっています。
それに何より彼のちょっと情けない感じの歌声が、何とも言えないロマンティシズムを醸し出しているのがいい味になってますね。
そのせいかこの曲は、『幸せの始まりに』の前にもジョン・トラヴォルタ主演の『ベイビー・トーク』やベン・アフレック主演の『世界で一番パパが好き!』など、何度か恋愛映画に使われていたはずです。
今回偶然もあって久しぶりに聴いたんですが、サウンドはさすがに時代を感じるものの、シンプルなコード進行でなかなか良い曲です。
あとPVも今回初めて見たのですけど、ドラムを叩いてるのが名手サイモン・フィリップスですね。ちょっと懐かしかったです。