今日の一曲。

今日もビートのある曲は聴く気分じゃないので、ゆったりした曲を。


Mercury Rev - Goddess On A Hiway


哀愁味あるメロディーを持つ、ミドルテンポのナンバー。
聴いていると心が落ち着きます。


マーキュリー・レヴアメリカのオルタナ・バンドです。
80年代から活動を始め、オルタナムーヴメントが終焉しつつあった98年にようやく一般的に知られるようになった苦労人バンドでもあります。
音楽的にはバイオリン、フルートなどのオーケストラ楽器、ノイジーなギター、サンプリングなどの多彩な楽器を使用し、プログレ、ジャズ、ブルース、R&Bなどの多彩な音楽性を通過した壮大なシンフォニーを特徴としており、カラフルでポップな曲も多くあります。
しかしもともとは自分達の実験映画のサウンドトラックを作るために結成されたということもあって、かなりマニアックな音作りをしていたバンドで、93年のロラパルーザ*1では「音が大き過ぎる、ノイズが強烈過ぎる」との理由で、ツアー途中で降板させられてしまった過去も持っています。
最近ではフリーダウンロードのアルバムを製作するなど、彼らなりにインターネット時代を意識したアクションをとっています。

*1:アメリカで開催されるロック・フェスティバル。オルタナティブロック、パンクロック、ヒップホップなど様々なジャンルのミュージシャンが公演するほかダンスパフォーマンスやコメディなどの公演も行う。開催の中心人物は元ジェーンス・アディクションペリー・ファレル