今日の一曲

相変らずハードロックにはまってるんで。


今回はスコーピオンズです。
ドイツを代表するハードロック・バンドで、ジャーマンロックの始祖的存在です。
その哀愁を帯びたメロディーラインと、欧州的な様式美を兼ね備えた音で、日本でも根強い人気を誇っているバンドです。


またスコーピオンズは、アルバムのジャケットに性的に挑発するような写真やイラストをよく用い、度々物議を醸して来たことでも有名です。
特に『狂熱の蠍団〜ヴァージン・キラー』では、開脚気味に床面に座っている全裸の少女(10歳くらい)と、ひびの入ったガラスのイメージが重なる(放射線状のひびの中心点が、少女の股間付近にあたる)写真が用いられ、世界各国でジャケットが差し替えられた超問題作でした。
僕はそのアルバム(LP、CDともに)を持ってるんですが、今だったら間違いなく児童ポルノと認定されるもので、レジに出すのにものすごく勇気が要ったことを覚えています。
当時日本ではスコーピオンズの全てのアルバムがオリジナルジャケットのまま発売されていた(今は日本盤も世界標準になっている)わけで、昔は大らかだったんだなと改めて感じますね。


Scorpions - Speedy's Coming


これは初期の代表曲のひとつ。
なにぶん昔の曲ですから今聴くと古さは否めませんし、特にドラムスはダサいんですが、疾走感がありますし、クラウス・マイネのヴォーカルも艶があって良いです。
それとオールドファンとしては、ソロを弾いているのがあのギター仙人ウリ・ジョン・ロートだというのが泣けますね。
特にアーミングが強烈で、ここだけでも個人的には聴く甲斐があったりします。