身売り

横浜ベイスターズの買収交渉が、暗礁に乗り上げたみたいですね。


住生活グループが27日までに、TBSホールディングスとの間で行っていたプロ野球横浜ベイスターズの買収交渉を打ち切ったことがわかった。買収価格などの条件面で折り合いが付かなかったと見られる。


住生活グループは、住設機器の大手。傘下のトステムサッカーJ1鹿島アントラーズのスポンサーになるなど、スポーツへの協賛に熱心な企業として知られる。TBSはグループで、球団株式の69.2%を持つ筆頭株主だが経営不振となり、住生活グループに持ち株を売却する方向で、9月末ごろから協議を続けていた。


球団の譲渡は原則として、新球団が参加しようとする年の前年の11月30日までに、12球団による実行委員会とオーナー会議での承認が必要。これに向け交渉してきたが、条件面での折り合いが付かなかったようだ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101027-00000523-san-bus_all


まあTBSや横浜スタジアムや神奈川県知事の態度を見ている限り、こうなるのは目に見えてたって言えば見えてましたけどね。
言わば不良債権を買い取ってもらうのに、あんな注文の多い料理店みたいなことしてたらそりゃそうなるわな、って感じ。
つーか住生活グループ的には大勝利なんじゃないですか。買収に余分な資金を投入せずに知名度はぐっと上げることに成功して、しかも交渉を打ち切ったら株価まで急騰して。
正直な話僕も、INAXとかトステムとか個々の企業名は知ってましたけど、住生活グループってのは今回初めて知りましたからね。それどころか最初「住生活グループ」を「性生活グループ」と読み間違えたくらいですから。
それを考えると宣伝効果は非常に高かったでしょうし、当初の目的は達したのでは、と。
それにしても横浜は大丈夫なんでしょうか。明日はドラフト会議だというのに。
僕がドラフト候補だとして、もしこんな球団に指名されたら、どんなことがあっても絶対拒否しますけどね。将来がかかっているのに冗談じゃない。


しかしつい十年前くらいには優勝もしてたのに、えらい落ちぶれようであります。
TBSが経営し続けるにしろ、新しい買い手を捜すにしろ、市民球団として生まれ変わる(笑)にしろ、球団再編の引き金になるにしろ、とっとと先行きを決めてあげてほしいものです。
このままでは選手たちがあまりに気の毒。