お気に入り
目が覚めちゃったんで、ちょっと更新。
お気に入り第2回目はXTCです。
このバンドはストラングラーズと並ぶ「僕の子供の頃からのフェイバリットバンド」で、ポップなメロディーとちょっとひねくれた諧謔精神、一筋縄ではいかないところが、いかにも英国のバンドっぽくて良いです。様々なポップ・ミュージックの意匠を縦横に用いながら、独特のひねりを利かせた作りこまれた音楽を聴かせてくれます。
初期のキーボードが跳ね回るパンク/ニューウェーブな感じから、中期のリズムと新奇性を強調した音、後期のビートルズ、ビーチボーイズ直系のコーラスが絡む音まで、音楽的変遷も大きいバンドなのですが、一貫して変わらないのは「いかにも変」なところ。曲によってコードが変だったり、ベースラインが変だったり、リズムが変だったり、歌詞は常に変だったり。だけどメロディだけは美しいのも良いです。
XTC - Mayor Of Simpleton
これは89年に全米カレッジチャート1位を獲得した、後期XTCの代表作です。彼らの中では非常にわかりやすくキャッチーな部類の曲ですね。
またカジヒデキの「La Boum〜だってマイブームイズミー」の元ネタとしても知られています。
現在はメンバーも中心人物のアンディ・パートリッジだけになってしまい、一切の活動せずに隠遁しているポップ仙人状態なんですが、もう1枚くらいはアルバム出してほしいです。あのひねくれポップなメロディーをもう少し聴きたいのですが。