ハロプロ音楽大賞


第8回ハロプロ楽曲大賞2009


もうハロプロの楽曲にはほとんど期待してない人なので、こういう投票をするのもどうなのかな、とも思ったんですけど、まったく聴かなくなったわけじゃありませんし、年に一度の行事みたいなものですからやってみました。


〈楽曲部門〉


1位:ゴール/Buono!

コールドプレイに似てます(つーか確信犯)し、展開も超ベタだなと思ってたんですが、気づくと今年のハロプロの曲の中では一番聴いてました。
タメを効かせまくって徐々に盛り上げていく手法と、壮大なオーケストレーションが感動的でした。歌詞も結構来るものがありますし、文句なし。


2位:消失点 -Vanishing Point-/Buono!

雅ちゃんの声ってハロプロで一番好きだったりするんで。少し切なさを湛えたこの曲のヴォーカルは絶品でした。
むろん曲も良かったです。崎谷健次郎とかずいぶん久しぶりに名前を聞くけど大丈夫か、と思っていたんですが、ほどよく哀愁を感じさせてくれるポップスを提供してくれて、いい意味で予想を裏切られました。
川上夏季さんの歌詞も大人っぽく、それでいて胸にグッと来るような沁みる良いものでした。


3位:はじめての経験/真野恵里菜

真野ちゃんって歌はド下手なんですけど、妙に爽やかさだけはあって、本人の人柄と共に僕が惹かれるポイントだったりします。
この曲はそんな彼女の良い部分が最大限に生かされてるんじゃないかな、なんて思ってるんですが。別に後ろのエッグたちに心を奪われてるわけじゃありませんよww
真野ちゃんはガー4と並んで、つんく♂の手の及んでいないサンクチュアリだったわけなんですが、ついに来年からはつんく♂が書くようになるとか。
なんつーか、もう少し仕事を絞って質を上げることを考えればいいのに。


4位:ライバル/Berryz工房

もうベリには色物ソングしかこない、と諦めていたときに、突如現れた直球アイドルポップス。まだつんく♂もこういうの書けるんだと、一瞬だけ見直しました。
いい感じの明るさと軽やかさがあって、聴いていてテンションが上がってきます。斜めから見ないで楽しめる曲は久しぶりだったんで、初めて聴いたときはかなり嬉しかったですね。


5位:関白宣言/Berryz工房真野恵里菜

これは完全なお笑い枠。
『チャンプルー』というのは基本的に悪趣味なギャグだと思って聴いてたんですが、これだけはメチャメチャ笑えて最高でした。特に


从#`∇´)<おでより先にッ!寝てはいけないッ!
从*`∇´)<おでより後にっ 起きてもいけないっ
从*´∇`)<飯はうまく作れ いつもきれいでいろ
从ヽ´∇`)<できる範囲でぇ かまわないからぁ


とみるみるうちに力が抜けていく千奈美の急変ぶりにたじろいでいるところへ


川*^∇^)||<ぅわああすうれぇてええええ〜


という熊井ちゃんの歌声が襲い来るというコンボは、破壊力満点でした。
あの真野ちゃんがしごく真っ当に聞こえる、というところがマジですごいww
「上手く歌おう」という色気が一切感じられないんだけど、それがものすごく味になってる奇跡的な一品です。


個人的には℃-uteが不作でした。
妙にR&Bを意識してるけど単調でサビのないメロディに、つんく♂の薄っぺらい思想が込められた浅い歌詞が載るというのは悪い意味で強力で、アルバムとか『Bye Bye Bye』とか、マジでヲタやめようかと思ったくらい聴くのが辛かったです。
何でつんく♂℃-uteにだけ奇妙に前向きな歌詞を書くんだろう。AKBのストレートな歌詞を意識して若者に向けたメッセージ調にしているのかなとも思ったんですけど、決定的にセンスがずれているせいなのか、押し付けがましくて失笑ものなんでやめてほしいです。あれじゃ若い人は食いつかない。


〈PV部門〉


1位:Take It Easy!/Buono!

曲は正直ピンとこないんですけど、このPVはかなり好きです。
ロケならではの開放感がありますし、女の子3人が楽しく夏の小旅行をしているというストーリーをきれいに切り取ってこちらに提示した、というスタイルがポイント高いです。


2位:ライバル/Berryz工房

恐ろしいくらい金はかかってないんですけど、見ていて楽しそうなPV。
アイドルというのは歌唱力やダンスの上手さはさして重要じゃなく、それより楽しそうにキラキラ光っていてナンボだと思っているんですが、それを如実に証明してくれた一本でした。


3位:青春バスガイドBerryz工房

色物っちゃ色物なんですけど、ベリを構成する要素であるゆるいおバカさ、ユーモア、茶目っ気、洒落っ気はふんだんに詰まっているので選びました。
あとメンバーの学ラン姿に、コスプレマニアとして感じるものがありましたのでww


〈推しメン部門〉


矢島舞美


髪を切ってザンギリ頭になってもこの座は不動。
今年はアロハロで強烈な腹筋も見せてくれたりして、個人的には眼福でしたww
とにかく彼女の場合は見た目よりも人柄が好き(もちろん見た目もとっても好きですが)なんで、突然人格変貌でもしない限りこの座はしばらく不動だと思います。
AKBとかもいろいろ見ましたけど、彼女を超える子はいなかったなあ。いろいろ遍歴を重ねた結果、さらに想いは強固になったかもしれません。
ただ僕の場合℃-uteの最近の曲は受けつけないし、箱としての求心力も失われつつあったりするんで、これからファンとしての活動はいろいろ難しくなるかもしれないのが痛いところです。



来年は陰ながら応援する方向へシフトするか、それとも老体に鞭打って頑張るか思案の為所です。