今日の音楽

カート・コバーンの命日を4日も過ぎているということを、某所の更新で知りました。相変らず日にちが覚えられない。
忘れられないミュージシャンの一人なので、追悼のために一曲。


Nirvana - All Apologies


ビートルズ風と言えなくもない親しみやすいバラードです。
しかしその歌詞は「俺が悪いんだ、全部俺のせいにしてくれ」という内容で、聴いていると精神的に厳しくなってきます。
思えばこれがカートの遺書代わりだったのかもしれません。


今も当時のことはありありと思い出せるわけですが。
ロック・ミュージシャンというのは本当によく死ぬものなんですけど、カートのようにその一歩ずつ追い詰められて崩壊していく様子が、克明に伝えられていった例はあまりないかもしれません。
そしてメディアを通じて彼の崩壊を無遠慮に見つめていた人々、その中に他ならぬ自分自身も間違いなくいた、ということに、忸怩たる思いを感じずにはいられません。
そのことについて自分の中で整理するのに、本当に長い時間がかかりました。葛藤もしました。
そういう意味で、僕にとってずっと忘れることのできないミュージシャンになると思います。