今日の1曲

ヘヴィメタルと言えばやはりこれ。「メタル・ゴッド」ことジューダス・プリーストです。
ジューダス・プリーストは英国のヘヴィメタルの老舗で、70年代後半から現代までシーンの中核を成してきた偉大なバンドですね。
特徴はロブ・ハルフォードのハイトーンを生かしたヴォーカルと、グレン・ティプトンとK. K. ダウニングのツインリードギター、そしてレザー&スタッドを基調としたファッションでしょうか。
特にファッションは多くのバンドに影響を与え、レザーファッションは現在ヘヴィメタルという音楽そのものの象徴となっています。


Judas Priest - Painkiller


昔一度載せたことがありますが、外せないので再録。
ジューダス・プリースト入魂のメタルチューンで、メロディーは多少弱いですがとにかくアグレッションが強烈です。
スコット・トラヴィスによるあまりにも有名なイントロのドラム、ロブのヒステリックなスクリーム、ツイン・ギターの華麗かつ過激なメロディと、正にメタルの権化のような楽曲。


Judas Priest - Breaking The Law


ライブでの定番曲。
昔の曲なんで音が古いですし、サビもシンプル過ぎる気もしますが、やはりリフがカッコいいです。
そしてメンバー達が銀行強盗となり、銀行の金庫に保管してある元々自分達の所有物であるはずのゴールド・ディスクを盗み出し逃走し、警備員もなぜか追いかけたり警察に通報したりせずベニア板で作られたギターを手に踊り狂う、というバカバカしいPVも素晴らしい。


Judas Priest - Exciter


初期の代表曲。
これは日本のテレビに出演したときのものですね。まだレザーファッションじゃないのが、新鮮なようなダサいような。
音は多少しょぼいですが、鋭角的なリフ、速いピッキングが生み出す疾走感と攻撃性、ブルースの手法から完全に脱却したことにより得られたモダンな感覚は、パンクロック全盛の当時でも大変カッコよく聞こえました。
スピードメタルの元祖的な一曲。


もうメンバーは60歳くらいになるはずですが、昨年も来日して3公演を行うなど、まだまだバリバリの現役であるのが頼もしいです。