今日の音楽

ここまで書いてもまだ気力が残ってるんで、調子に乗って誰も望んでいないであろうこのコーナーを。


未だに『ショッキング5』も聴いてない(つーか聴くのが怖い。Buono!は聴いた。なかなか良かった)んですが、中学生の頃に聴いていた音楽はやたらと聴いています。
特によく聴いていたのがXTCです。自分がコピーバンドをやっていたこともあって、ストラングラーズ(これも古い)とともに非常に愛着のあるバンドなのですが、現在実質的に活動休止状態(第一メンバーも一人しか残ってない)なので、若い人は多分知らないと思います。
たまに話題に上っていることがあっても、それはほとんど後期のビートルズビーチ・ボーイズを思わせる甘美なポップスに対する評価であり、初期の独特の和声を使ったソングライティングに乗って、キーボードが縦横無尽かつ変態的に跳ね回る音や、中期のダブに意欲的に接近しつつ、ひねりの効いたポップセンスや遊び心、実験性をふんだんに盛り込んで作りこまれた音は、一部の好事家にしか評価されていない気がして、そこがオールドファンの僕にとっては大変不満だったりします。


とりあえず今回は初期の曲を3つほど。自分のバンドでもレパートリーにしていた曲だったりします。


XTC - Radios In Motion


XTCはパンクじゃないですし、本人もその流れで語られることを嫌っているんですが、やはり時代の影響からは免れ得なかったみたいで、いかにもパンクっぽいストレートで躍動感溢れる音になっています。
この曲は演奏していて楽しかった記憶があります。


XTC - This Is Pop

D


「これがポップだ」という割には妙にひねくれたメロディーの曲。
これもよく練習しました。


XTC - Statue Of Liberty


この黒鍵と白鍵が逆になったキーボードが欲しくて、当時持っていたヤマハのキーボードを自分で塗り替えて失敗したという、今考えると恥ずかしい思い出があります。
ホント俺ってアホなことばっかりやってたなあ。


日本でXTCを知ってる人は、たいてい『Oranges & Lemons』あたりが好き(実際オリコンのアルバムチャートで上位に入った)だったりするんですが、初期の音もいい、と声を大にしてゆいたいです
ポップ・パンクやパワー・ポップ(死語か?)が好きな人には、訴えるものがあるんじゃないかと思うのですが、それはフィルターかかり過ぎか。