音楽戦士

録画したまま放置していた、℃-uteの『音楽戦士』も観ました。
『SHOCK!』は音だけは一応聴いてたんですが、PVは観ていなかったんで、これが動画初体験です。





以下は個人的な感想。
初聴きの時点で大体想像はついていましたけど、本当に愛理ちゃん1トップですね。某掲示板では「愛理withスーパーモンキーズ」「初期のFolder5みたい」と揶揄されてましたけど、そう言いたくなる気持ちも解らんではないです。
僕としては、1トップ制についてどうこう思ったりというのはないですね。舞美ヲタですから彼女のパートがないのは残念ですが、それを言ったら他の3人のファンの人に悪いですし。
もともと℃-uteというユニットは、メンバーに均等にパートを割り振ったり見せ場を作ったりということがあまりなく、基本愛理ちゃんと舞美ちゃんに全部集中させてきましたし、『FOREVER LOVE』に至っては二人以外は「マイダーリン」とか歌ってるだけだったりしたんで、それを考えれば実は今までと大して変わってないと言えなくもないんじゃないかとも思えます。つーか今さら驚くようなことじゃないと言うか。
ただそう理屈をつけて納得しても、1トップ制を採用した結果ユニットとしてのバランスとかケミストリーとかが崩れちゃって、フロントにいる愛理ちゃんも、後ろで踊っている他のメンバーも、全然魅力的に映ってないように見えるのは、やっぱりちょっとまずいんじゃないかな、って気はします。
僕は1トップは反対じゃないですし、こういう曲があったって別におかしくないとも思うんですが、どうも1トップ制採用が確固たる理念やヴィジョンがあってのことじゃなくて、ただ単にもうどうしたらいいのか解らないんでとりあえずやってみました感が強いのが不安です。ちょっと行き当たりばったり過ぎるんじゃないのかな。


一番不憫なのは愛理ちゃんですね。ユニットの浮沈の責任を全部押し付けられる形になっちゃって。
Buono!で活動しているときの愛理ちゃんはとっても生き生きして見えるんで、さらに気の毒さが際立ってくるように思えてならないんですが。
大人の事情とか関係ないところで、もっとのびのび歌わせてあげたいです。


それと曲の感想ですが、ベリの『私の未来のだんな様』にちょっと似てる気がします。ますます枯れてきて、同じような曲しか書けなくなりつつあるんだなと実感しました。それにイングウェイの曲にもすごく似てるのがあった気がしますし。
あと愛理ちゃんよりは、梨沙子ちゃんの声質や歌い方に合ってるように思えました。だからといって、この曲がベリに来たらそれはそれで困るんですがww内容的には中学生じゃなく、モー娘。あたりの年齢の女性が歌ってこそフィットする感じですからね。
まあこの曲よりも、c/wの『生きようぜ!』のほうがアレですけど。曲はとにかく歌詞が。


生きようぜ 生きようぜ ヘヘヘイ
浴びようぜ 浴びようぜ 太陽


このサビの歌詞は正直バカ負けしました。ベリのだと笑い飛ばせるんですけど、℃-uteは振り切れてない分辛いです。
書き出してみて思いますけど、ガキの使いのハイテンション・ザ・グランプリか、シンガー板尾の即興曲とほとんど何も変わらないところがすごいです。板尾なら『光合成』とか名づけて歌いそう。
いつも思うんですけど、前向きだけど浅いメッセージみたいのを、なんの衒いもなく出してくるのはやめてくれないかな。いや、別にファンが満足してるんならそれでいいですけどね。


つーわけで℃-uteは、少し距離をとって生温かく見守るしかないな、と思ってます(嘆息)