雪崩式城薀蓄

僕がプロレスラーの中で最高に尊敬している、我らがドラゴンこと藤波辰爾氏が、またまた『タモリ倶楽部』に出演を果たしました。さすが『タモリ倶楽部』。わかってます。


今回ドラゴンは自らの城の建築を検討しているオーナー志望ということで、城のプラモデルを専門に作っている会社に乗り込み名城を大名気分で見物するという、いかにもな企画に参戦していました。
しかしドラゴンは基本的に城が好きな理由が「でかいから」であり、細かいディテールについてはまったくこだわりがなく、したがって何も語れないという根本的な欠陥を露呈していました。何を聞かれても
「理屈じゃないんですよ、もうね、見た感じがね、ドーンとね」
とか、あの滑舌の悪い口調で言ってるだけなのですから、もう最高すぎます。


そしてドラゴンは城プラモの改造(小型ドリルで石垣に凹凸をつける)にもチャレンジしたんですが、あまりにも手先が不器用と言うか大雑把すぎると言うか、とにかく削りっぷりが半端じゃなくて、名人から
「これだったら改造しないでそのまま組んだほうがいいと思います」
と全否定を食らう始末。しかしそう言われてダハハと笑うドラゴンの無垢な笑顔がまた素敵すぎて、僕はますます彼の虜になっていってしまうのでした。


城企画は定期的にやってもらって、その度にドラゴンを出演させてほしいですね。
そしてあの何を言っているのかよくわからないトークと、満面の笑顔を僕らドラゴンファンのために披露して頂きたいものです。