今日の音楽

最近テンション高めの音ばっかりだったんで、急にダウナーなのが聴きたくなりまして。
我ながら触れ幅が極端に大きくて困ります。


つーわけで今日はマッシヴ・アタックであります。
一応ダンスミュージックの体裁をとっているのですが、正直僕にもジャンルはよく分かってなかったりします。
ヒップポップの手法を用いつつも、地元である英国ブリストルに根付いているレゲエやダブを基盤とした独自の音響空間を持っており、90年代の英国の音楽シーンに多大な影響をもたらし、同時に「トリップ・ホップ」という言葉を生み出しました。
重くて浮遊感のあるサウンドが特徴で、また体制に反抗するレベルミュージックとしての側面も持っています。


Massive Attack - Risingson


鉛色の曇り空を思わせるような、くぐもった色合いのサウンドです。
この抑揚のない倦怠感すら感じさせるようなラップと、ダブっぽい音響処理を施されたリズムがなかなかクセになります。
深い夢の中でもがいているような、気持ち悪さと紙一重の気持ち良さがたまらないですね。
こういう冷たくて無機質な音も、時々聴く分にはいいものです。
毎日聴いていると、ダウナー過ぎてそれはそれでまずいですが。