ストーブリーグ

まだJリーグは終わってないんですが、そろそろ来期の去就に関しての話が出てきています。
我が浦和レッズからはこういう話が。


浦和が、新潟のMFマルシオ・リシャルデス(28)に獲得オファーを出した。


柱谷GMが「(マルシオの)代理人にマルシオを獲得したい、という話をした。リーグ戦の終了を待って、話し合いを持つことになる」と明かした。マルシオは今季で新潟との3年契約を満了するため、移籍金が発生しない。関係者によると、浦和は推定年俸2億円の複数年契約を提示する見通し。中東クラブなども興味を示しているが、獲得が実現する可能性は高い。


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/11/13/05.html



マルシオ・リシャルデスは去年も浦和が狙ってましたし、実現すれば2年越しの悲願実現ということになります。
彼は抜群のキープ力とパスセンス、そして運動量を兼ね備え、しかも正確なプレースキックまで持つ攻撃的MFで、入団すれば大変な戦力になること間違いなしではあります。
正直アルビレックス新潟のような小さなチームから主力を引き抜くのは、野球の巨人みたいで気が引けるところもあるのですが、ここのところ浦和の成績も低迷してますし、背に腹は変えられないといったところなのでしょう。


他にはこんなのも。


G大阪からブラジルのスポルチ・レシフェ期限付き移籍中のFWペドロ・ジュニオール(23)が、来季、F東京へ加入する可能性が浮上した。自身の公式ホームページで「F東京と大筋で合意した。細部の詰めを行っており、正式発表は今月末になる」と明かしている。
ペドロは今季途中までG大阪に所属。だが、3月20日の新潟戦で交代を言い渡されると、ユニホームを投げつけて造反。4月になって放出された。


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20101112-OHT1T00271.htm


ペドロ・ジュニオールは新潟で活躍した時期がありましたが、見たところ爆発力がすごく、年齢も若いこともあってフッキみたいに成功するんじゃないかと思いました。
結局ガンバ大阪に移籍後、西野監督と衝突してブラジルに戻ってしまい、惜しいなと思っていたのですが、日本に戻ってくるとなると脅威ではありますね。
左膝に爆弾があるので、トップフォームに戻れるかどうかがカギだと思いますが、得点力不足に悩んでいるFC東京(僕が試合を観たときは、懐かしい大黒が頑張ってましたが)としては、狙いは間違ってないと思います。
しかしこの選手も元新潟ですね。実はうちのエジミウソンも元新潟ですし、鹿島アントラーズジウトンも新潟出身だったりして。
何気に新潟って、外国人選手の草刈場的存在なんだなあww


そしてこんな楽しいニュースも。


J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(43)が、来季に向けブラジルのクラブと移籍交渉中であることが12日、明らかになった。ブラジル・サンパウロ州選手権3部の古巣キンゼ・デ・ジャウーから獲得オファーが届き、既にブラジル入りしている関係者が条件面の話し合いを進めている状況で、カズにとっては5度目の海外移籍となる。来年2月に44歳となるキングの挑戦はまだまだ終わらない。


来年2月に44歳となるカズがサッカー人生の原点ともいえる王国ブラジルで、5度目の海外挑戦に臨む。サンパウロ州選手権3部の古巣キンゼ・デ・ジャウーが来季のカズ獲得に向けて、本格的に動きだしていることが判明。カズ自身も「(キンゼ・デ・ジャウーオリベイラ)会長は11月にも来てほしいと言っている」とその熱意を肌で感じている。先月末からブラジル入りしている関係者が既に交渉も進めているという。


カズにとって2度目のブラジル移籍は2年越しの夢挑戦となる。昨年12月、永住権更新のため約2週間、ブラジルに渡った際もキンゼ・デ・ジャウーの練習に飛び入り参加。高い技術とサッカーに対する真しな姿勢は、またたく間にクラブ幹部の目に留まり、1〜5月の期限付き移籍オファーを受けた。その際もカズは「興味深い話だった。ブラジルは奥が深い」と前向きに移籍を検討した経緯がある。


最終的に昨季のカズは、横浜FCの小野寺社長から直々に「来季は本気でJ1昇格を狙うので力を貸してほしい」と懇願され、ブラジル移籍を見送っての残留を決断。横浜FCの強化幹部によれば、今季も近日中にカズに対し残留オファーを出す見込みだ。


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/11/13/01.html


43歳になっても現役にこだわりを持ち、挑戦しようというモチベーションが湧き出ているのがマジですごいと思います。
今年になってからも、CSで何度かカズの試合は観ています。
もちろん運動量などの衰えは著しいのですが、一瞬の動きの鋭さや位置取りの巧みさ、ボールさばきなどの細かいテクニックは見ていてはっとするものがあり、本人さえその気ならまだまだ現役は続けられそうに思えました。
そう考えるとこの話は夢があります。「永遠のサッカー小僧」の面目躍如足るものがありますね。
横浜FCのチーム事情としては、残ってほしいと考えるのは当然だと思いますが、最終的にはカズの思うとおりにさせてあげてほしいですね。難しいでしょうけど。


かと思うと、こんな寂しいニュースも。


J1での通算直接FK得点記録(14得点)を持つ元日本代表MF三浦淳宏(36)=横浜C=が戦力外通告を受けたことが12日、分かった。三浦淳は腰などを痛め、今季のリーグ戦出場は2試合、出場時間はわずか15分だった。


三浦淳は国見高から青学大を経て95年に横浜Fに入団。強烈な右足のFKを武器に1年目から左サイドバックでレギュラーに定着。98年のクラブ合併で横浜Mへ。トルシエ監督時代の99年6月、ペルー戦で日本代表デビュー。00年シドニー五輪では23歳以上の「オーバーエージ枠」で選出され、決勝トーナメント進出に貢献。01年には東京Vに移籍し、その年のコンフェデ杯日韓大会では背番号10を背負った。その後、神戸を経て07年に横浜Cへと移籍した。J1通算318試合45得点、日本代表は25試合、1得点。


三浦淳は「サッカーは好きだし、面白い。これからも追求していきたい。現役としてやれる自信はあるけれど、いい選択をしたい」と話した。現在、他クラブからのオファーはないという。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101113-00000008-sph-socc


最近名前を聞かないな、とは思っていたんですが、こんなことになっていたとは。
まあ怪我で実働がほとんどなかったから仕方ないんですけど、やっぱりプロは厳しいなあ。
独特の回転がかかった鋭く落ちるフリーキックや、無回転のフリーキックが強烈に印象に残っているので、寂しいことこのうえありません。
今年になってからプレーを見ていないので、怪我の具合がどのくらいとかわからないのが残念なんですけど。
ただ肉体的な衰えは隠せないとはいえ、ボールを扱うテクニックはまだまだ一線級だと思いますし、場所さえ選ばなかったらまだまだ十分できそうな気はするのですが。
とりあえず「いい選択をしたい」という言い方からすると、地方チームやJFLに行ってまでプレーしようという執念は、今ひとつ感じられないように思えます。
まあ続けるも辞めるも本人の胸先三寸ですし、自分で納得いくまで考えて出したものであるのなら、その決断を尊重してあげたいですね。